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Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/10559/14191

タイトル: 1789/90年におけるブルク劇場のオペラ公演とモーツアルト : 《 コシ・ファン・トゥッテ 》の成立をめぐって
その他のタイトル: Mozart and the Performance of Operas at the Burgtheater in the 1789/90 Season : On the Circumstances Surrounding the Genesis of Cosi fan tutte
著者: 松田, 聡
Matsuda, Satoshi
マツダ, サトシ
キーワード: ウイーン
ブルク劇場
モーツァルト
コシ・ファン・トゥッテ
フィガロの結婚
サリエリ
ダ・ポンテ
Vienna
The Burgtheater
Mozart
Cosi fan tutte
Le nozze di Figaro
Salieri
Da Ponte
Issue Date: Sep-2008
出版者: 社団法人国立大学協会九州地区支部 九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会 リポジトリ部会・編集委員会
抄録: 本稿は、1789/90年におけるブルク劇場のオペラ公演とモーツァルトとのかかわりを主題とし、具体的には、このシーズンに再演された《フィガロの結婚》の成功が《コシ・ファン・トゥッテ》の作曲の呼び水となったとする従来の理解を、批判的に再検討する。その理解の問題点は、ウィーンにおけるモーツァルトの人気の凋落を基本的な前提として持つ一方で、ブルク劇場のオペラ公演の状況が視野に入っていないところにある。実際のところ、88/89年以降の公演は、新作の数が減り、その作曲をサリエリがほぼ独占していた。その背景には、オーストリアの対トルコ戦争の開始に伴うウィーン経済の悪化や、サリエリの宮廷楽長への就任が考えられる。その状況下、モーツァルトは、宮廷作曲家という身分からか、ブルク劇場のオペラ公演とのかかわりを保つことのできた数少ない作曲家の1人だった。また、特に89/90年のオペラ公演は、新作がとりわけ少なく、その代わりに再演を中心として日程が組まれた点に特徴がある。演目の多くは、前シーズンの後半にデビューしたソプラノ歌手フェッラレ-ゼが出演するダ・ボンテ台本のオペラであり、《フィガロの結婚》の再演も、まずはその一環として位置づけられる。一方,《コシ・ファン・トゥッテ》については、フェッラレ-ゼと、このシーズンにデビューしたヴィルヌーヴとの競演という趣向のもとで台本が書かれ、サリエリの作曲が挫折した後、シーズンの数少ない新作を完成させる必要から、彼に次ぐ立場にあったモーツァルトが引き継ぐかたちとなった、と推測される。 After its premlere season, Mozart's Le nozze di Figaro was revived at the Burgtheater in Vienna on 29 August 1789, and it has been generally believed that its success brought the composer a commission for a new opera, i.e. Cosi fan tutte. In this paper, I reexamine this theory on the basis of the two facts that the libretto of the opera was originally written for Salieri and that the number of operas newly composed for the Burgtheater had clearly decreased after the 1788/89 season.
URI: http://hdl.handle.net/10559/14191
ISSN: 18828728
Appears in Collections:教育系・文系研究論文集

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